フリーズドライでつくる｜乾燥野菜のメリット
最近よく目にする便利な乾燥野菜。特にフリーズドライは、技術の進歩によって可能になった画期的な乾燥方法になります。フリーズドライの特徴やメリット、フリーズドライ野菜（乾燥野菜）をご紹介します。
フリーズドライの野菜（乾燥野菜）を使おう
フリーズドライとは、およそマイナス30度で凍結させた食品を、真空状態にすることで水分を昇華させ、乾燥させる技術です。近ごろはフリーズドライにした乾燥野菜やスープなどがコンビニや通販などで目にする機会が増えてきました。
フリーズドライの技術が無かったころは、食品の乾燥には天日干しや熱風で水分を蒸発させるエアードライという方法で乾燥野菜を作っていました。
天日干したものはまわりから徐々に乾燥していくため固く、色が黒ずんでしまいます。エアードライは、キャベツなどの葉野菜は、歯ごたえが良く食感が楽しめますが、やわらかさはありません。一方、フリーズドライは乾燥しているのにやわらかく、香りや味が変化しにくいのが特徴です！
あらゆる野菜や食材をフリーズドライにさせることができ、軽くて持ち運びやすいので、アウトドアや災害用の備蓄としても活躍しています。
・フリーズドライ野菜のメリット
フリーズドライのメリットは、瞬間的に冷凍し乾燥させるので劣化しにくく、長期保存できることです。そのため防腐剤や保存料などの添加物が少なく済み、安心して食べられます。
また、お湯をかけて数秒から1分ほど置くだけで簡単にもどり、キッチンを汚さずに手軽に使えるのも嬉しいところ！いそがしくて料理の下ごしらえができない時にも便利に使えるという魅力があります。
フリーズドライ野菜（乾燥野菜）の特徴
栄養は変化するの？
食品を乾燥させると、栄養が失われてしまうのでは？と気になる方もいると思います。健康を気にしてせっかく野菜を食べても、ほとんどの栄養がなくなるなら意味がありません
しかし、フリーズドライは水分だけを抜いた特殊な製法なので、成分変化はしにくく、栄養が大幅に失われないことが特徴といわれてます。
一方で、天日干しやエアードライは熱を当てて乾燥させるので、熱に弱いビタミン類はその大部分が失われてしまうようです。
味わいや食感の変化は？
フリーズドライは、熱による乾燥と比べると香りや味が劣化しないといわれています。水分を極限まで少なくしているので、食品を変質させる微生物などが作用せず、長いあいだ食材の良さを維持できます。
天日干しやエアードライはギュッと縮んでいるため固めの食感になりますが、フリーズドライの野菜は、冷凍時に氷があった部分に小さな穴があいているので、ふかふかしたやさしい食感となります。
フリーズドライ野菜（乾燥野菜）のバリエーション
フリーズドライ野菜（乾燥野菜）のバリエーションは、料理に直接加えるタイプ・お湯を注いでスープとして食べるタイプ・離乳食に使えるタイプがあります。
直接加えるタイプのものはインスタント麺に入れて野菜の量を増やしたり、みそ汁の具などに加えたりしても便利でおすすめです。
下ごしらえが簡単な離乳食用は、いそがしいお母さんに嬉しいアイテムになります。
